SNSよりも効率の良い集客を解説

SNSをやめたら集客が10倍に。中小企業が陥るSNS運用の罠と本質的な解決策

毎日投稿、いいね回り、コメント返し。頑張っているのに成果が見えないSNS運用に、疲れていませんか?半年で3000フォロワーを達成したものの、集客に繋がらず運用を停止。そこから別の施策に切り替えたところ、わずか3ヶ月で10倍の集客効果を得ることができました。この記事では、SNSに疲弊する前に確認すべき10のチェックポイントと、中小企業が本当に取り組むべき集客戦略を実体験をもとに解説します。

SNSは今後どうなるのか?

こちらの記事があまりに伸びているので、今回続編(この記事)を書きました。やはり多くのSNS担当者が疲弊し、迷いが生じているのでしょう。併せてご覧ください。

こんな方に読んでほしい

  1. SNS運用に時間を割いているのに成果が出ず、このまま続けるべきか悩んでいる中小企業の経営者・マーケティング担当者
  2. 上司から「SNSで売れ」と言われるが、具体的な成果に繋がらず板挟みになっているSNS担当者
  3. SNS以外の集客方法を模索しているが、何から始めればいいかわからない個人事業主・店舗経営者
SNSで見えた景色と感じた違和感

SNSをやめた理由

半年で2000フォロワー増達成も、効果が見えなかった

伊藤伊藤

SNSを頑張って運用していたのに、やめたら10倍の集客ができた話をします。SNSといえば拡散、多くの人に見てもらえるイメージがありますが、実は非常に効率が悪いことをしていたと気づきました。

ナミナミ

具体的にはどんな状況だったんですか?

伊藤伊藤

あるサイトの集客支援で、SNS運用を任されました。具体的なプラットフォーム名は伏せますが、かなり時間を割いて運用し、半年で2000フォロワーを獲得しました。比較的ニッチなサービスなので、かなり良いスコアです。

ナミナミ

順調だったのに、なぜやめたんですか?

伊藤伊藤

目標を3000フォロワーに設定し、達成すれば集客効果が得られると見込んでいました。1日3回投稿、サービスの内容だけでなく、大喜利やクイズで盛り上げる工夫もしました。しかし3000人達成時、描いていた景色と全く違ったんです。作業コストに対してリターンが見えない。そこで運用を一旦停止し、別の施策を3ヶ月試したところ、6ヶ月のSNS運用より10倍の集客効果が得られました。

SNS適正のチェックポイント

SNS継続可否のチェックポイントを公開。

チェックポイント①:担当者の適性

伊藤伊藤

SNSが御社に合うか判断するチェックポイントが10個あります。まず最初は担当者の適性です。

ナミナミ

どんな人が向いているんですか?

伊藤伊藤

インスタグラムのリール動画で北原孝彦さんが、社会人は「明るいバカ」と「根暗な真面目」の2タイプに分かれると言われていて、これはSNS担当にも当てはまるなと思いました。もし御社のSNS担当が前者タイプなら可能性、チャンスがありますが、後者タイプなら即座に立ち止まって検討すべきです。

ナミナミ

具体的には?

伊藤伊藤

例えば、社内の宴会部長やおしゃれ番長タイプならチャンスがあります。一方、こつこつ真面目が長所ですというタイプだと地獄のゾーンに入る可能性が高い。一生懸命考えて対応しても、何も拡散されないリスクがあります。注意が必要です。

チェックポイント②:先行者優位の壁

伊藤伊藤

SNSは基本的に先行者優位です。アルゴリズム変更で新規参入のチャンスが生まれることもありますが、基本は昔からやっている人が強い。競合が既に確立しているなら、そのSNSは捨てて、より新しく、親和性の高いプラットフォームにチャレンジすべきです。レッドオーシャン化したSNSは選択すべきではありません。

ナミナミ

しっかり事前調査が必要ですね。

チェックポイント③:時間投下の現実

伊藤伊藤

乱暴な言い方ですが、基本的に暇人には勝てません。トップ層のインフルエンサーは1日8時間以上をSNSに費やしています。芸人の中山功太さんのネタ「インフルエンサーになりてえなー」、「無職が自撮り上げてるだけ!」という歌詞がありますが、まさにその通り。時間投下した人にしか成果は出ません。他業務をこなしながらでは勝てないんです。

ナミナミ

専任でないと厳しいと。

伊藤伊藤

大手企業でSNS専任担当がいる場合を除き、撤退や停止を常に視野に入れて運用すべきです。

チェックポイント④:商材との相性

伊藤伊藤

御社の商材やサービス自体がSNSと相性が悪い可能性があります。相性が良いのは3000円以下のスイーツ、アパレル、アクセサリーなど。逆に高額商品や説明が必要な商品は親和性が低い。いくら頑張っても売れないケースは、後者の場合が多いんです。

ナミナミ

衝動買いできるかどうかですね。

伊藤伊藤

そうです。SNSで売れるのは消費動態に向いている商品です。じっくり比較検討するような商品は相性が悪いんです。

チェックポイント⑤:同業者の存在

伊藤伊藤

プラットフォームに同業者アカウントがある程度存在するかも重要です。少ないとブルーオーシャンに見えますが、実は良くありません。深い知識を持つ方からの言及やコメントが得られにくく、同時にファン化する可能性のあるエンドユーザーも少ないということです。

ナミナミ

魚がいない海ということですね。

伊藤伊藤

その通り。同業者がバチバチにいるレッドオーシャンもまずいですが、ブルーオーシャン過ぎても魚がいない。このバランスが重要です。

チェックポイント⑥:即時対応の可否

伊藤伊藤

担当者が常勤でない、あるいは常勤でもすぐにリアクション対応できない場合、チャンスは薄いです。現在のSNSは「初期値」が重要です。投稿後一定時間内のリアクション数と、それに対する再リアクションをアルゴリズムが見ています。

ナミナミ

初期値が命なんですね。

伊藤伊藤

常勤でなければ1〜2日遅れの対応になります。常勤でも、伸びる時間帯(朝7〜8時、夕方17〜19時の通勤通学時間)に対応できなければ厳しい。予約投稿はできても、リアルタイム返信は難しいでしょう。これが企業公式アカウントの限界です。

チェックポイント⑦:企業公式アカウントの限界

伊藤伊藤

企業公式アカウントは本当にフォロワーが伸びづらく、いいねもつきにくい。内容も制約が多く、思い切ったことができません。個人アカウントの方が基本的に伸びやすいんです。最近は「〇〇の担当者」という個人名で運用する企業も増えています。また、担当が若い女性だと異常にいいねがつく傾向もあります。

ナミナミ

公式でいくか、担当者名でいくか検討が必要ですね。アカウントの運用目的も整理しなくてはいけません。

伊藤伊藤

目的は認知向上と話題作りです。売り込みはNGで嫌われます。しかし40代以上の上司はこれを理解できず、「ガンガン売れ、フォロワー増やせ」と言う。結果、困り果てた担当スタッフは昼飯を毎日アップするだけアカウントになりがちです。そうしてフォロワーが増えても、本当にサービスのファンになってくれるか?という検討が必要です。

チェックポイント⑧:万バズ幻想

伊藤伊藤

万バズを狙っていませんか?万バズ時代は完全に終了しました。1万以上のリアクションを取る投稿は今後ますます難しくなります。SNS自体が広く認知を取るツールではなく、スモールコミュニティに特化する傾向が強まっています。万バズを狙って企画会議をするのは大きな間違いです。

ナミナミ

AI投稿の問題もありますね。

伊藤伊藤

SNS投稿自体がAIで生成され、コメントもAIが返す時代になっています。この運用は誰得なのか?当然ファンも売上も増えません。いいねやフォロワーが増えても、冷めた視点で見る必要があります。

チェックポイント⑨:SNSだけで売れたは幻想

伊藤伊藤

知り合いで「SNSで問い合わせが来て売れた」と言う人がいますが、ほぼフェイクニュースに近い。問い合わせや売上自体は事実でしょうが、SNSが史上最も優れたツールとは言えません。多くの方はSNSだけの結果しか見ていません。

ナミナミ

メディアミックスが重要だと。

伊藤伊藤

ウェブ戦略はメディアミックスが基本です。オウンドメディア、ペイドメディア、アーンドメディアの3つを上手に配分すれば、5倍10倍売れた可能性があります。それを無視してSNSこそ最高と喜ぶのは浅はかです。

チェックポイント⑩:3つの客層を理解する

伊藤伊藤

ウェブマーケティング戦略でもうひとつ重要な点が「3つの客層」です。SNSにいるユーザーは「まだまだ客」。購入まで時間と距離があります。次が「そのうち客」。良い商品だと思っても今じゃないという層です。そして「今すぐ客」。購入を決めて、どこで買うか検討している層です。

ナミナミ

中小企業はどこを狙うべきですか?

伊藤伊藤

大手企業は「まだまだ客」が「そのうち客」、「今すぐ客」になるのを待てます。資金があるからです。しかし中小企業が「まだまだ客」だけ相手にしたら店が潰れます。SNSだけやればいいという幹部がいたら、考えを改めるべきです。

2種類のコンテンツを使い分けろ

きっかけコンテンツと説得コンテンツ

2種類のコンテンツを理解する

伊藤伊藤

それからコンテンツには2種類あります。「きっかけコンテンツ」と「説得コンテンツ」です。きっかけコンテンツはSNSとウェブ広告。しかしきっかけだけで御社の商品は売れますか?3000円以下のスイーツやアパレルなら売れるチャンスがあります。しかし説明や信頼性が必要なものは、説得コンテンツを準備しないとコンバージョンには至りません。売るためのツールを必ず用意してください。

ナミナミ

どちらかだけでなく、両方準備する必要がある訳ですね。

SNSの代わりにすべきこと

氷山の比喩で理解するSNSとブログ

伊藤伊藤

以上が、SNSを継続すべきか否かのチェックポイントです。半分以上当てはまったら、一度立ち止まって考えるべきです。もっと他に良い方法があるんじゃないかと。

ナミナミ

氷山の比喩を教えてください。

伊藤伊藤

SNSもウェブも氷山です。小さい氷山は水面下の部分が小さく、浮かぶのに必死で不安定です。これがSNSの状態。準備不要で簡単に始められるけど、露出部分も小さく安定しません。反対にブログは大きな氷山で、大きなアイスバーグを抱えています。安定性が高いんです。

ナミナミ

ただし準備が必要ですね。

伊藤伊藤

大きなアイスバーグを作るには知識や技術が必要です。きっかけコンテンツだけではダメ。SNSだけは不安定で伸びるチャンスが少ない。説得コンテンツをしっかり作りましょう。今すぐブログを展開すべきです。SNSから着手するのは悪手です。

まずはホームページとブログから

伊藤伊藤

しっかりとしたホームページと、そこに付随するブログツールを用意してください。補助金を使えばかなり安く手に入ります。今はAIのアシストが活用できるので、WordPressで自作することも十分可能です。以前よりハードルは下がっています。

ナミナミ

AIを使えば、執筆もプログラミングも作業コストが軽減できますね。

伊藤伊藤

AIを上手く使えば、色んな事が内製化できます。ぜひ検討してみて下さい。

それでもSNSを続けるなら

目的と方法を変更する

伊藤伊藤

それでもSNSを続けたい、続けた方がいいという考え方も十分あります。散々否定しておいてなんですが、使い方や目的を変えれば、SNSも十分役立ちます。

ナミナミ

具体的にはどうすれば?

伊藤伊藤

基本は骨太なブログ(説得コンテンツ)を作り、それをリライトして焼き直し、切り口を変えてSNSに何回も投稿するんです。最初は骨太なブログ作成が難しいかもしれませんが、コンスタントに作成する力が身に付けば、SNS運用は屁みたいなもので簡単です。元データがあるので、リライトで切り口を変えて連続投稿できます。SNS単体だと知識や技術も身に付かず、アイデアも枯渇してジリ貧になります。魅力的な説得コンテンツをまず作りましょう。

時間の上限を決める

伊藤伊藤

SNSを継続するなら、時間の上限を決めましょう。基本は1日30分以内です。投稿、いいね返し、コメント付け、すべて含めてトータル30分以内。それ以上かけるとリターンが追いつきません。SNSが威力を発揮し、コストを回収できるまで日数がかかります。効率よくやること。30分以上かけると他業務に支障が出ます。バランスを取りながらやりましょう。

ナミナミ

1週間分の投稿をまとめて作成するのも効率化の1つですね。

基本は微課金

伊藤伊藤

企業アカウントにとって重要なのは、基本は微課金だということです。無課金は死に筋です。うまく広告を使いましょう。SNS広告を使わずにアカウントを伸ばすのはかなり難しい。1日8時間専任担当に託せる体制があれば無課金でもいいかもしれませんが、その場合でも課金してうまく広告を使ったほうがいいでしょう。公式アカウントのSNS運用は、SNS広告とセットでアカウントを伸ばすのが原理原則です。

ナミナミ

SNS広告を上手に活用したいですね。

これからのSNS活用 - 実在性の証明へ

AI時代における実在性の重要性

伊藤伊藤

SNSの使用方法がかなり変わってくると予測しています。今までは拡散でしたが、今は別の使い方を考えています。それは「実在性の担保」です。

ナミナミ

AIコンテンツが増えているからですね。

伊藤伊藤

SNSの投稿がAIかもしれない。同様にウェブ側でも、AI生成コンテンツが増えています。2025年に世界中のウェブコンテンツの半分がAI生成になったというショッキングなニュースがありました。それが当たり前の時代です。そんな中で求められるのは、その人が実在しているという証拠です。良いコンテンツであることは引き続き求められますが、並行して「誰が言っていることなのか」がもっと重要になります。

実在性の証明としてのSNS活用

伊藤伊藤

実在する人物だとアピールする点で、SNSは引き続き有効です。毎日投稿しなくてもいいと考えています。なぜならAIの台頭で相対的に投稿の価値が下がっているからです。それが一つ目。二つ目は、実在性のあるアカウントである証明に使いましょう。具体的には位置情報やイベントを中心にアップするといいでしょう。

ナミナミ

デカルトの言葉を引用されていましたね。

伊藤伊藤

「考えるゆえに我あり」という有名な言葉がありますが、考えているだけではもう実在の証明にはなりません。

中小企業は社長アカウントが有効

伊藤伊藤

別の側面として、中小企業の公式アカウントよりも社長のアカウントの方が価値が高くなる可能性があります。公式は実在の証明になりにくくアカウントとして伸びにくい。であれば社長自らが広告宣伝塔となりアカウントを運営するのも、中小企業のあるべき姿の一つです。

ナミナミ

ただしリスクもありますね。

伊藤伊藤

投稿内容で炎上すると何の言い訳も出来なくなります。リスク丸抱えという形になるので、そこは十分に注意が必要です。

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編集後記

今回の記事で印象的だったのは、伊藤が「SNSをやめる勇気」を持てた背景です。3000フォロワー達成という数字的成功の裏で、作業コストと成果のギャップに気づき、冷静に判断した姿勢に学びがありました。「頑張っているのに成果が出ない」という状況は、努力不足ではなく戦略ミスかもしれません。SNS疲れを感じている方は、立ち止まって自社に合った方法を見つめ直す時期かもしれません。その決断が、多くの経営者の道しるべになるはずです。

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